【雑記】第一回栽培は失敗。反省と、コーヒーかす培地でリトライ。
どうも、もれ郎です。
どうやら、第一回の栽培に失敗したようです。
接種から1か月経ちましたが、菌糸がほとんど伸びていません。
今回駄目だった理由はいくつも考えられます。
ただ、もれ郎が思いつく範囲では以下の2つが濃厚と睨んでます。
1.培地があわなかった
2.キンデル1号の通気が悪い
備忘も兼ね、もれ郎が考えたことを書いておきます。
1.培地があわなかった
今回、培地には牛ふん堆肥を100%使いました。
正直うまくいくか怪しいなと思っていたのですが、コンポストでヒラタケ栽培とかは途上国でよく報告があるのでいけると過信していました。
(今度論文でもご紹介します)
特に、ヒラタケは生長が早い菌ですので、なんやかんやカバーするだろう、と。
ところが、牛ふん堆肥。いろいろ問題もあります。
まず、栄養分の問題。牛糞たい肥は、炭素源がほとんどないため、CN比がとても低いです。
きのこは「木の子」とも書くくらいなので、木の栄養分、つまり炭素源としてセルロースやヘミセルロースを、窒素源としてリグニンを分解して得ています。
堆肥は、牛糞におが粉とかを混ぜて発酵させているのですが、この時に細菌類がセルロースとかを激しく消費してしまいます。
ついでに、pHも至適値より高い気がします(至適値のソースみつけたら追記しておきます)。
2.キンデル1号の通気が悪い
この可能性は否めません。以前のもれ郎のテストがうんこ設計すぎたためです。
正直今回の栽培はなんとかなると思っていて、まあ通気のテストも兼ねるでしょ、くらいの気持ちで始めていました。さすがに舐めていましたね。
一方、仕込んでから一カ月経っても培地表面が極端に乾いていないので、「通気が良すぎるのでは」という不安は払しょくされました。
改善策を考えてみる
培地基材とフィルターが問題だとして、これらを改善していかねばなりません。
まず、培地基材。こちらはおが粉を買えば解決なのですが、あまり気乗りしません。
理由は、あまりにも普通すぎるというのと、今後おが粉を定常的に使っていく気がない、という2点です。
だって、誰もが家庭できのこ栽培をする世の中を目指しているくせに、「栽培培地として毎回おが粉買ってくださいねー」というのは、栽培のハードルを上げすぎです。……と、もれ郎は思うのです。もれ郎はケチなので、ここは譲れません。
そうすると簡単に手に入りそうな植物残渣は、家庭だとこれとか。
あるいは、入手難易度はさておき価格で言えばもみ殻という手段もありますね。あまり適さないとの話ですが、どうなんでしょう(その辺の感覚はいまいち掴んでいません)。
検討です。
フィルターについては……どうなんですかね。一応、売ってはいるみたいです。カブトムシとかクワガタの幼虫の餌用のキノコ菌糸瓶ですね。
こういうやつを買ったほうが良いのでしょうか。でも、もれ郎はケチ(略)
今やっていること
とりあえず、コーヒーかすと牛糞たい肥を体積比1:1で混ぜた培地を作って、再トライし始めました。
これで前回とあまり変わらなければ、キンデル1号に上記のフィルターをつけて、キンデル2号を開発するしかないですね。
また、近いうちにご報告します。
もう外はきのこが発生するよい時期となってきました。公園で、庭で、いろいろなきのこを探してみてください。
もれ郎