【検証結果】使い捨てマスクはきのこ栽培用フィルターに使えるのか?
どうも、元きのこ研究者のもれ郎です。
予告どおり(なんか一件事件を挟みましたが)、試作した栽培容器が使えるのか検証してみました。
今回の検証内容は、「使い捨てマスクを貼り付けたフィルターは、内部を無菌で維持できるのか?」という部分に焦点を当てています。
他にも、「栽培に必要な通気量は確保できるのか?」とか、「通気が良すぎて培地が乾燥しないのか?」とか、検証すべき点はあるのですが、ちょっと後回しにします。
だって、そんなことばっかりやっててもつまんないし……。
それでは、早速みてみましょう。
検証
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【材料と方法】
寒天培地:きび砂糖 5.0 g/L、エビオス 0.2 錠/L、寒天 2%(水は水道水)
供試数:n=1
- 寒天培地を電子レンジで加熱しながら調製した後耐熱シャーレに分注し、寒天プレートとした。
- フタを外した寒天プレートをキンデル1号内部に載置し、圧力鍋で60分加圧後、放冷した。
- 寒天プレート入りキンデル1号を室内で7日間で放置した後、目視にて寒天プレート上の微生物コロニー数をカウントした。
【結果】
微生物コロニーは観察されなかった!!
【考察】
キンデル1号が栽培に利用できるかどうかはまだ判断できない。なぜなら、使い捨てマスクが熱で溶けて通気性が極端に悪くなり、外の雑菌等がそもそもキンデル1号内に侵入しなかった可能性が考えられるためである。
【総評】
雑な実験すんなよ。
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あとがき
以上、中途半端で申し訳ないです。プレートに何か接種しとけよって思いますよね。
一応言い訳すると、キンデル1号は口の面積がでかいので、もれ郎の現在の装備とスキルではコンタミさせてしまうと容易に推定されたため、それは避けました。
そして、本来であれば対照実験として、指で触ったプレートを殺菌後のキンデル1号に入れるはずでしたが、とある事件のせいでプレートが一枚になったから実施できませんでした。
以上、言い訳!
この調子で良いのでしょうか……。
(次回予告)安価なクリーンブースを自作しよう
上にも触れたように、もれ郎宅には無菌接種できる環境がありません。
これまで(ブログ開設以前)の無菌操作はすべて、アルコールランプの上昇気流のみを使って行っていました。
そろそろ限界なので、お手軽安価なクリーン(?)ブースを作ろうと思います。
イメージはこれですね。
HEPAフィルターとかつけませんから安上がりになりますよ。多分。
(2020/8/24追記 →つくりました!)
もれ郎