【自作】家庭できのこ栽培できる容器を身近なもので作ってみた(1号器)
どうも、元きのこ研究者のもれ郎です。
今回は、身近なものだけで作れる家庭用きのこ栽培容器を作りたいと思います。
とはいっても、実際に使い物になるかどうかは、これから試して検証していきます……。
(2020/12/2追記:実際に使いものになりました!栽培記録はこちら)
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【目次】
用意するもの
- 耐熱のプラ容器
- フィルター的なもの(今回は使い捨てマスク)
- 工作用カッター
- ビニールテープ
栽培に使う道具ついては、その辺で購入できるもので準備したいですよね。それでは、順を追って説明します。
寄り道
本題に行く前にまず、きのこが栽培されている様子を見てみましょう。
きのこの多くは、プラスチック製の袋か、瓶を用いて培養、栽培します。
ちなみに、袋だとシイタケやマイタケ、瓶だとエノキタケやブナシメジを栽培することが多いでしょうか。どちらでも栽培自体はできるのですが、効率とかの関係でこのような使い分けになっています。例えば、袋だときのこが発生してくる面積が大きくなる、とかですね。
もれ郎が当ブログでこれからメインでやっていこうと考えているヒラタケ属のきのこも、どちらでもできます。ただ、結論から言うと私はどちらも使いません。
理由は単純。以下のデメリットが私の性格(とブログの方針)に合わないのです。
- 袋: 都度購入するのがストレス。ゴミが出る。
- 瓶: 再利用できるが、手頃なものが気軽に買えない。
そんなワガママを解決できる容器のつくりかたを、いよいよ次からご紹介します。
つくりかた
容器に使うのは、タッパーです。これをちょっと加工して栽培容器ににします。加工と言っても、たった2ステップです。
このタッパー、100均で購入しました。なんと蓋、容器本体ともに140℃まで耐えます!!……本当かなあ。容量は400mLくらいは入ったはず(説明シール捨てちゃった)。
ロック式でパッキンもあるので、隙間からのコンタミ(雑菌汚染、コンタミネーションの略)も少なそうです。
このタッパーのフタに、穴を開けてフィルターをつけ、雑菌が入ってこない空気口をつければ完成です。
①通気口を開ける
まず、フタの穴あけ。プラがしっかりしているので、火で炙ったカッターで溶かしながら穴をあけます。
※火傷や怪我をしないよう気をつけてくださいね。言いましたからね。
なお、今回はろくに検証していませんが、この穴の大きさは栽培に与える影響が大きいと思われます。大きすぎれば培地が乾き、小さすぎればきのこが酸欠気味になります。もれ郎は円の穴をあけたかったので、ゴミ箱にあったペットボトルのキャップでサイズをとりました。
気になる人は、穴の周りのバリを削り落としてもいいでしょう。
②フィルターをつける
次に、開けた穴のところにフィルターをつけます。フィルターは、培地のコンタミを防ぎつつ、きのこが呼吸するために必要です。培養のときのみ活用します。フィルターと言っても、不織布のようなものです。今回は、もれ郎がさっきまで着けていた使い捨てマスクを利用しました。
マスクって三層になっているんですね。真ん中の層が肝ですが、破れやすいので三層まるごと使います。
適当な大きさに切ってフタの外側にのせ、ビニールテープで縁をとめます。穴にビニールテープが被さらないようにしましょう。
左は外側、右は内側
完成!!
(次回予告)マスクフィルターの性能をテストをしよう
さあ、ここまでやっておいてアレですが、マスクフィルターはそもそもフィルターとしての機能は検証していません。というわけで、次回検証します。寒天培地をつくって、数日コンタミしなければクリアとします。乞うご期待。
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もれ郎