【自作】100均グッズできのこ栽培棚をつくってみた【製作費1000円未満】
どうも、元きのこ研究者のもれ郎です。
今回は、きのこ栽培に使えそうな栽培棚を作ってみたのでご紹介したいと思います。
先日、100均をなんとなしにうろついていたら、スチールラックを売っているのを見つけました。最近の100均の品揃えには本当に驚かされます。まあ、その分100円以上の商品も増えましたが。
このスチールラックも、部品売りされているため値段はお高め。さらに、部品の一つひとつが高い(100円ではない)。しかし、「きのこ栽培場所をなんとか整備したいなー」と思っていた私には、響くものがありました。
栽培スペースの確保用の棚をイメージしていましたが、イメージどおりのものを作ろうとすると1,000円は軽く超えそうだったので、購入するには家族の決済が必要です。プレゼンテーションをでっち上げるべく、それっぽいものを活用しているブログ等を検索しました。
すると、同じく100均の、別のあるものを使って、観葉植物用などの棚を作っている人を見つけたのです。その商品が、こちら。
ワイヤーネットというんですね。これを結束バンドで固定して棚にするそうです。
「強度的には不安だなー」とは思いつつ、あまり重いものを載せないし、少なくとも現状より栽培環境を大幅改善できそうです。コストも安くあげられそうなのて、まずはこちらを使って栽培棚を作ってみることにしました。作り方は細かく説明するまでもないのですが、何らか参考になればと思い、一応ご紹介することにします。
ちなみに、プレゼンテーションのほうは、「最悪きのこ用で使い物にならなくても、バラせば他で活用できますから」の一言で決済に至りました。よかったね。
作り方
0.材料
- ワイヤーネット(ダイソーで購入)
- 長方形(44cm x 29.5cm)を3枚
- 正方形(29.5cm x 29.5cm)を3枚
- ビニールカーテン(ダイソーで購入、代用可)
- 結束バンド(ダイソーで購入)
- テープ
1.組み立てる
まず、長方形のネット3枚を横につなげます。つなげるのは長辺のところ。角などを結束バンドで固定してつなげます。
つなげたら、「コ」の字型にして、棚にしたい高さで正方形のネットを差し、結束バンドで同じように固定します。
これでほぼ完成です。
2.ビニールで覆う
保湿機能をつけます。サイズ調整したビニールカーテンで、正面を除く部分を覆います。
最後に、正面はめくりあげられるような幕にしてつけます。幕がふわふわしないよう、下部を重くするためにテープをつけておきました。
3.完成!
製作費、最大880円。もれ郎は結束バンドを持っていたので、実質770円。スチールラック買うよりも遥かに安く済みました。
キンデル1号を使えば、一段に2つ置けます(後述)。さらに2つまで重ねることができます。つまり、一段には最大4つ置くことができます。
感想と今後
とりあえず培養中、休養中の培地をセットしてみて、改善したい点は3つ。
まず、もっと結束バンドをつけたいですね。今は最低限の箇所でしか固定していませんが、このままだと数カ所にだけ負荷がかかり、早く歪んでしまいそうです。
次に、ワイヤーネットの追加。底面はワイヤーネットをつけていないのですが、これは足しても良さそうです。
最後に、サイズ。実はこれが致命的なミスで、自作栽培容器『キンデル1号』がちょうど4つ置けると思っていたら、ギリギリ2つしか置けませんでした。
これは改善というか……まあ、妥協点ですかね。栽培容器を変えたりして、家庭きのこ栽培を最適化していく過程で解決するかもしれません。
そして、今後付け足したい機能は次の3つ。
- ライトの設置:LEDテープでも買う?
- 加湿機能の追加:水貼ったコップを常設するか、加湿器入れるか?
- 保温:そもそも温度調整方法が手つかず(部屋には空調がない)。最低でも、保温シートは巻きたいところ。
以上、今回はもれ郎が組んだきのこ栽培棚の作り方をご紹介しました。拙い部分も多分にありますが、逆に言えばまだまだいじりたい放題です。
この手のDIYには、数多の先駆者がいます。ちょっと調べただけでも、多肉植物の人たち、クワガタブリーダーの人たちを主として、とんでもないDIYをしている様子を見つけました。きのこ栽培の人として、もれ郎も負けていられません。
みなさんも、いい情報があれば教えて下さい。Twitterでも、ブログでも、コメントがあればとても喜びます。
(追記)後続となる自作きのこ栽培容器、ショットガン・フルーティングチャンバーを作りました。作り方は【自作】きのこ栽培容器「ショットガン・フルーティングチャンバー(SGFC)を100均の材料で作ってみた - さかなきのこをご参照ください。
もれ郎